このレビューはネタバレを含みます
私たち世代がナチスによるユダヤの迫害を知るのは
小中学生の頃、必ず目にする
アンネの日記だっただろう。
子供の頃、私も読んで心を痛めたものだ。
そして中学生になり、アウシュビッツの写真集を見て、衝撃を受けた。
大人になると
映画でこの手の話を見るようになった。
この作品は観客の不安を煽るのが
とても良く出来ていて
ドキドキするシーンが本当に多かった。
ミラが殺されるシーン
列車で移動するシーン
子供たちが木に登るシーン
ヒヤヒヤの連続だった。
が、いずれも映画であって。
本当にその時代を生きていた
ユダヤ人たちの気持ちは計り知れない。
戦争の悲惨さを伝える以上に
ナチスについては
このようなレジスタンスや
ドイツ人を含む
民間人がユダヤ人を匿い助けたという
いくらかでも希望を繋いだ映画を
ずっとずっと作っていってほしい。
捨て駒を数人殺すより
子供たちを救おう。
…刺さったなぁ。