Yasuyo

沈黙のレジスタンス~ユダヤ孤児を救った芸術家~のYasuyoのネタバレレビュー・内容・結末

3.7

このレビューはネタバレを含みます

私たち世代がナチスによるユダヤの迫害を知るのは
小中学生の頃、必ず目にする
アンネの日記だっただろう。
子供の頃、私も読んで心を痛めたものだ。
そして中学生になり、アウシュビッツの写真集を見て、衝撃を受けた。

大人になると
映画でこの手の話を見るようになった。

この作品は観客の不安を煽るのが
とても良く出来ていて
ドキドキするシーンが本当に多かった。

ミラが殺されるシーン
列車で移動するシーン
子供たちが木に登るシーン

ヒヤヒヤの連続だった。

が、いずれも映画であって。

本当にその時代を生きていた
ユダヤ人たちの気持ちは計り知れない。

戦争の悲惨さを伝える以上に
ナチスについては
このようなレジスタンスや
ドイツ人を含む
民間人がユダヤ人を匿い助けたという
いくらかでも希望を繋いだ映画を
ずっとずっと作っていってほしい。

捨て駒を数人殺すより
子供たちを救おう。
…刺さったなぁ。
Yasuyo

Yasuyo