中年男性の回想録。
徐々に話さなくなっていく変化、ある意味であるべき男像(父親像も含め)に囚われて自分の人生を生きられなかった男の話とも捉えられる。
この映画で大々的に取り上げられていたYao Su Yong & the Telestar Comb『偷心的人』に収録されている「夕陽西沈」は加山雄三「君といつまでも」を思わせる所があり、60年代当時の台湾の音楽シーンと日本の音楽シーンにどこかしらの繋がりがあったのか、知らずに着地点が同じだったのかは分からないが、同時代としての共通点があり興味深いなと思った。