このレビューはネタバレを含みます
安定のラブコメが観たくて、バレンタインにピッタリのこちらを鑑賞。
大昔と合わせて三度目ぐらい。
メグ・ライアンは間違いなくキュート!
若かりしトム・ハンクスもすでにトム・ハンクスらしくて、ほっこり。
現代のセカセカした時の流れに疲れたら、昔の映画を観るべし!
受話器の手繰り寄せるほどの長ーいコードや切るときに手に感じる受話器の重さとガチャンの音。
出会いのキッカケは現代で言えばSMS的なものかも知れないけれど、重さが違う。
ポチッ、シュシュシュー、ポチッで知らない人とも連絡が取れちゃう軽さでは無くて。
偶然車で流れたラジオの内容に心が波立ったり。きっと現代より雑念が少ないこの時代、スピリチュアルな何かを感じる力は確実に研ぎ澄まされている気がする。
スマホという四角い箱の中のカチカチな文字では無くて。ラジオから流れる声から伝わる感情、姿を見かけて釘付けになったり、目と目が合って理屈では無く気持ちが動いたり。
恋愛って本当はそういうものだよね、とほんわり優しいドキドキ感。
全体を通して、早くも無く遅くも無い丁度良いテンポで話が展開。安心して観られる好きなスピード。
音楽も上質な演奏なのに、変に目立つ事なく、物語が上手く流れるようにしっくりくる感じ。
個人的には、最後にジョナが着ていた赤いジャンパーが、父子で抱き合った時にとっても印象的だった。
クマのぬいぐるみを渡すシーンは、そりゃあこんな可愛らしいママなら毎日楽しいよね、ハイエナの笑い声を聞くより何百倍も素敵だよね、と思ってしまった。ごめんねヴィクトリア。
ウォルターも現代のドラマなら仕返し枠のはずなのに、内心はどうであれ大人な引き際。
クリクリお目々でトムを見る顔、最初から最後までメグの可愛さを堪能できて良かった♪
次回は「めぐり逢い」を鑑賞後、あいるびーばっく!