大傑作。
まず多数の俳優達の名演技も見もの。フィリップ・シーモア・ホフマンなどPTA作品常連の俳優達に加えて、ヘンリー・ギブソンなどロバート・アルトマン作品常連も演技力を発揮するが、中でも素晴らしいのがトム・クルーズ。これ以上はないはまり役で、彼の出演作の中で圧倒的なナンバーワンだった。
一回観ただけでは理解し難いとの評もある通り、最初は群像劇の切替に中々ついていけなかった。観ていくうちに徐々に話しにつながりが出てきて、引き込まれていく。変な話しだと思っていたが、いつの間にかストーリーに入り込んでいる自分がいた。
本作品を上手く説明出来ないし、理解できたどうかも正直分からないが、少なくとも感じることは出来た。
3時間の長尺だが、この感動が終わらないで欲しいと思いながら鑑賞した。そんな作品はなかなかない。
PTAの人間に対する優しさなのだろうか、観終わってとても暖かい気持ちになれた。