「愛があるのに、そのはけ口が見つからないんだ」
ポール・トーマス・アンダーソン監督の名作！トム・クルーズ、フィリップ・ベイカー・ホール主演。
ロサンゼルスサンフェルナンドバレー、SEX教団の教祖、余命幾ばくもない人気司会者、ドラッグ中毒の女性に恋した警官...。様々な境遇を抱えた男女9人が目にしたものとはー！？
「ブギーナイツ」で若き才能として、一気に注目を浴びたPTAこと、ボール・トーマス・アンダーソン監督。彼のキャリアを決定付けた超名作！
当時劇場に見に行き、とにかく圧倒された記憶があります。
偶然と必然の不思議な巡り合わせ、好むと好まざるを問わず、彼らは同じ運命を辿る。全編ピリピリとした作風で、3時間の長尺を一気に見せてくれる作品。
不幸の連鎖地獄に陥る彼ら、彼らの運命を一気に変えてしまったある出来事とは？
劇中、登場人物は皆苦悩しているか、もしくは怒鳴り散らしている。まるで、自分自身と自問自答しているかの様な感覚。
何と言っても、トム・クルーズのSEX教団の教祖の演技は、今までのイメージを覆す汚れ役で相当強烈！
ジョン・ブライオンのサントラや、エイミー・マンの主題歌が煽りに煽り、ドラマを盛り上げる。
正に天才PTAの面目躍如と言える作品！
