filmarksのオンライン試写で観賞。
「レディ・バード」や「ブックスマート」に出演していた"ビーニー・フェルドスタイン"主演。90年代前半のUKロックシーンで辛口音楽ライターとして突如注目を浴びた冴えない高校生の物語。
UKロックは好きだし、音楽雑誌も個性があって好きなので、そんなロック・ジャーナリズムの世界が垣間見えるのも面白かったし、ビョークやカート・コバーンなどストーリーの中で出てくるアーティスト達にもワクワクさせられた。
なんでもない毎日をどうにか抜け出したい。
そう思うことは誰にもあるから、すぐに感情移入できてしまう。
家族に後押しされて、いざ冴えない毎日を抜け出してみると、夢のような友人に出会ったり、(求めていたものかどうかはさておき)評価されたりして、それはもう有頂天になって、しっかり大事なものをなくす。
失敗しても反省してまた立て直して、をちゃんとやってくれるジョアンナの物語は、すごく明快で元気になれた。
物語の中で、兄のクリッシーがすごくいい存在感で。
音楽が好きで、失敗して落ち込む妹を守ったり、才能を後押ししたり。喜んだり落ち込んだりが激しい妹を見守る兄クリッシー、安心できるなー。
作っては壊して、変化し続ける、自分のために
もう若くないしな、と思ってしまうことも多々あるけれど、生きているうちは、こんなマインドを持っていたいものです。
