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タイヨウのうたのodyssのレビュー・感想・評価

タイヨウのうた(2006年製作の映画)
3.7
【YUIのミドルティーン時代を捉えた記念碑的映画】

XP (色素性乾皮症) という病気のために、太陽の光に当たると死んでしまう少女。高校にも行けず、夜外出してギター片手に自作の歌を歌う毎日。 
あるとき、部屋の窓からいつもバス停にいるのを見ていた男子高校生と出会って友だちになる・・・。 

主演のYUIがすばらしい。 
ごく自然にヒロインを演じており、魅力を遺憾なく発揮している。

彼女を囲む俳優たちもそれぞれ好演。
難病物ではあるが、あまりしつこくない作りなのもいい。

『超少女Reiko』 が観月ありさの、『きつね』が高橋香織の、『ロボコン』 が長澤まさみの、『非バランス』 が派谷恵美の、『誰も守ってくれない』が志田未来のミドルティーン時代を映像にとどめて記念碑的な映画になったのと同じように、この作品もYUIのミドルティーン時代を後世に残す映画になるであろう。
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