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放浪記
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『放浪記』に投稿された感想・評価

3.0
〖1930年代映画:小説実写映画化:PCL〗
1935年製作で、林芙美子の自伝的小説を実写映画化らしい⁉️

2023年1,855本目
父と母がいなくなり、一人水商売を厭わずに生きるヒロインに対して、木村版では同僚の女たちが、彼女の経済的不援助を助けようとして声を掛け合うという構成(演出)がなされており、単なる労働を超えて女性同士の結びつきを肯定的に描こうとするプロレタリア映画としての側面が強い。
だが、やはりモダニストというか、どうやらマン・レイらの当時の前衛実験映画を見ていた経験もあるらしく、終盤の悪夢にうなされるヒロインの描写では非常に前衛的な、ムルナウのレンズの使用を彷彿とさせるような描写がなされており、今見てもなお強烈な撮影とモンタージュの効果を発揮している。
ゑぎ
4.0
 エノケン主演のミュージカルコメディの次に木村荘十二が手掛けたのがこの文芸作品で、しかもこれが良く出来ている。確かに『エノケンの魔術師』もドラマ部分の演出は安定感抜群だったけれど、本作では、さらにいい調子だと思う。成瀬版(高峰秀子版)と甲乙つけがたい、というか成瀬版を越えていると云ってもいいかも知れない。

 まずはクレジットバックのBGMが「旅愁」。これは劇中でも夏川静江によって鼻唄のように唄われるし、ラストでも流れている。開巻は夏川と大川平八郎のシーン。土手のような所で寝ころんだ大川の口に、飴かなんかを放り込む夏川。ちなみに、本作には夏川が物を放り投げる忘れがたい場面があと2回出て来る。先に書いておくと、一つ目が大川の故郷(実家)を夏川が訪ねた場面で、自分で持ってきた土産物を海に放り投げるシーン。もう一つが、カフェの客(初老の男)-東屋三郎がアパートに持ってきた果物籠を、窓から階下の公園に投げ、野球をやっている書生たちが果物を拾って礼を云うシーン。

 次に2人の人物が歩くシーンの演出例。冒頭近く、夏川が母親-三好久子(?)と町を歩く移動ショット。2人で上を見る視線の演出とオフ(画面外)の列車音。また、夏川の最初の職場はキューピー人形の絵付けみたいな仕事だが、その同僚のおキミさん-赤木蘭子と、夜の町を歩く仰角フルショットの長回し(赤木は子供を14歳で産んだと云う)。他にも、後半の重要な脇役としてカフェの女給の後輩-堤真佐子の存在があるが、堤の登場シーンは上でも書いた夏川の「旅愁」の鼻唄をバックにティルトアップして現れるショット(同時に「タイスの瞑想曲」が劇伴でかかっている)。この後、母親の話になって、夏川の母と父-丸山定夫がどこかの浜辺を2人歩くロングショットが挿入される部分。そして、夏川のことが好きな真面目な勤め人-藤原釜足と再会した後の、2人で公園を歩く、足から始めて後ろ姿のロングにするショット。

 また、勿論(と云っていいと思うが)、屋内シーンも木村荘十二らしい肌理細かな演出が横溢する。特に前半の、夏川とアパートの隣人-藤原釜足とで繰り広げられるやりとりを、一人一人を抜いた切り返しとツーショットでそれぞれの表情を見せる切り返しの使い分け。あるいは、夏川がカフェの女給になった後の、バックルームや店内での人物の出し入れと、ドリーを使った寄り引き、切り返しによる視点転換の妙味も素晴らしい。

 尚、終盤の堤と馴染み客(画面には出て来ない)とのイキサツ-唐突に小沢栄の刑事が出現するシーンや、ずっと出ていなかった赤木蘭子が、これも唐突に別れを告げに夏川のところに現れる、といった、いきなりな展開にはちょっと首を傾げるところもあるけれど、エンディングに向かって加速度をつける作劇として機能していると云うべきだろう。収束は落着きがいい。今見ると、夏川と堤にはクィアな関係性を感じ取ることもできる。

#備忘でその他の配役等を記述します。
・キュービー人形を製造する職場の上長は清川玉枝。
・夏川と藤原が住んでいたアパートの大家は原泉(原泉子)
・大川の故郷のシーンで出て来る彼の父親は御橋公。
・夏川が女中になる際、着物をくれる英百合子。穴があるので左前に着させる。
・馴染み客で元役者の滝沢修。滝沢と炬燵で花札をしている細川ちか子。
・馴染み客で詩人の小杉勇男。寂しいんだ、子守歌を唄っておくれ、と云う。