パンの多さにはあまり感心しないけど、一息で捉え尽くすアングル、時間の使い方とたまに感じるゾクゾクしたカットバック(許婚を追うシークエンス、遊郭での初仕事など)がやばい
客の男の帽子を一人でに被り酒を…
1935年の映画化で、成功以前のコンチクショウなエピソードに満ちている。つらつらたたみかける林芙美子の文体を思わせる映像。果物籠のスピーディーな処理が可笑しい。暗いだけの日常ではないのだ。
細面の…
なんと第二次世界大戦前の作品。前半は流れが鈍重で台詞が不自然な感じがしたが、途中から話が深まっていき、かつ夏川静江の演技が見事で見入ってしまった。もはや時代が現代から程遠くて服装や生活全般、街の風景…
>>続きを読む【青い鳥逃げた】
成瀬巳喜男×高峰秀子の1962年版が有名だが、リアリズム重視で想像していたよりもしっかりと作られているこの木村莊十二×夏川静江のも見ごたえあり。
恋に仕事に振り回されながらも逞…
同じ下宿の2階に住む、主人公を慕う男(藤原釜足)の月給は60円。対して主人公・芙佐子(夏川静江)はキューピー人形を仕上げる工場の女工で1日75銭、月換算で20円にも満たない。男の3分の1だ。愛情か憐…
>>続きを読む「どうせカフェーなんかにくる男みんなバカだわ」
家に帰る時間となるをただ一つ、待つことにして今日も働けり ー 啄木
松田「あなたに労働なんか向きませんよ」
芙美子「キレイなおべべを着た女給さんに…
日本映画専門チャンネルの蔵出し名画座にて鑑賞。
1962年の成瀬巳喜男×高峰秀子版の「放浪記」と比較すれば圧倒的に作品としての完成度は成瀬版が上だし見事な出来映えであることは間違い無い。
しかし…
林芙美子原作、本作をはじめ1954年(久松静児・角梨枝子)、1962年(成瀬巳喜男監督・高峰秀子)3回映画化されてます(一番有名なのはもちろん森光子の演劇)。男に騙され翻弄・放浪人生送る若き日の林芙…
>>続きを読むただの成功物語や貧乏物語ではなく都会の虚無的な雰囲気が特にカフェの女給として表現された極めて秀逸な映画!林芙美子の両親が砂浜を歩くシーンは砂の器を彷彿とさせた。しかし今の時代、AIが誰も作れない批評…
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