日本映画専門チャンネルの蔵出し名画座にて鑑賞。
1962年の成瀬巳喜男×高峰秀子版の「放浪記」と比較すれば圧倒的に作品としての完成度は成瀬版が上だし見事な出来映えであることは間違い無い。
しかし…
ただの成功物語や貧乏物語ではなく都会の虚無的な雰囲気が特にカフェの女給として表現された極めて秀逸な映画!林芙美子の両親が砂浜を歩くシーンは砂の器を彷彿とさせた。しかし今の時代、AIが誰も作れない批評…
>>続きを読むエノケン主演のミュージカルコメディの次に木村荘十二が手掛けたのがこの文芸作品で、しかもこれが良く出来ている。確かに『エノケンの魔術師』もドラマ部分の演出は安定感抜群だったけれど、本作では、さらにい…
>>続きを読む父と母がいなくなり、一人水商売を厭わずに生きるヒロインに対して、木村版では同僚の女たちが、彼女の経済的不援助を助けようとして声を掛け合うという構成(演出)がなされており、単なる労働を超えて女性同士の…
>>続きを読む木村荘十二監督は、成瀬巳喜男がPCL移籍後恵まれなかった印象を受けるが、この頃は正しくPCLのエースだった。「放浪記」と言えば成瀬、高峰の作品が定評だが、私は本作の方が好きだ。義父と実母は行商でジプ…
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