航路の安全を守り続けた夫婦の愛情物語です。
60年ほど前の作品で昭和初期の時代の灯台守と云う職業に全てを捧げた夫婦の人生を描いた感動作です。
この作品の事は以前より当然知っていましたが、なにせ古い作品なので鑑賞せずにおりました。タイトルから波乱に満ちた展開を想像しておりましたが、実直勤勉な日本人の夫婦の姿を30年に亘って描いただけなのでした。しかしその事がこれほどまでに感銘を受ける事になるとは思いませんでした。
幼い頃にこの作品の主題歌を口ずさんだ事のあるレビュアーさんは少ない事と思います。その事の方が強い印象として残っています。その他数多くの本当に‘ナツメロ’と感じる挿入曲が私の心に沁みこむ要因であったのかもしれません。