オロナミンP

ハーフ・オブ・イット: 面白いのはこれからのオロナミンPのネタバレレビュー・内容・結末

4.2

このレビューはネタバレを含みます

不思議な三角関係を描いている作品で、LGBTQ+、人種差別といったシーンも多く見られる。現代の問題を節しているのだと感じた。しかも、舞台が田舎の、アメリカ、キリスト教を最も重要視する地域なので、同性愛を罪とする人も多い。主人公は、中国系の女の子(移民)なので、キリスト教を信仰していないが、ラブレターを頼む男の子やその恋をしている女の子はキリスト教である。なので、主人公が女の子に恋をしていると分かった途端に、男の子は「ありえない、罪だ」と言ってしまい、2人は一旦疎遠になってしまったが、元通りに戻り、女の子に主人公はキスをする。LGBTQ+ の作品はハッピーエンドになるものが少なかったので、今回はハッピーエンドに終わってとても良かったなと感じた。最後の男の子が主人公の乗っている電車を追いかけるシーンで男女の友情はありえないと思っていた。私もそのシーンを見た時は涙がこぼれてしまった。とても良い作品に出会えた。