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ハーフ・オブ・イット: 面白いのはこれからのtakashisomaのレビュー・感想・評価

4.0
最近見た青春映画で抜群に感動。本当に良かった!
冒頭から哲学者プラトンの「饗宴」から引用で人間について、男女の愛についてのアニメーション。近世での常識的な考えを提示。
今作はその今までの愛の形を自然にぶち壊して、現代の文化レベル、宗教観、家族など、古い考えに捉われず前に進めという革新的作品。
古典的な展開や人物構成図を使いつつ、上手く現代の価値観にすり合わせ、組み替え、新しいパターンを見せてくれています。

劇中に「カサブランカ」、「ベルリン、天使の詩」や、「日の名残り」など結構ツボな作品が引用されたのも嬉しかった。一番テンションが上がるのはエリー・チューが教会で「愛は寛大でも親切でも~」的な自分の言葉で、愛について語った瞬間。激アツ。
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