ぽんぬふ

ジオラマボーイ・パノラマガールのぽんぬふのレビュー・感想・評価

4.4
最高!岡崎京子映画化ものではとうぜんダントツ。現代を舞台にしている、けど、どこか時代のよくわからないSFみたいな都市東京臨海のロケが素晴らしい。スマホもほぼ出てこないし、『LIFE』のレコードも目配せ以上の効果。
つながっているようでつながっていない、でもつながっている編集は瀬田なつきだ。『東京恋愛専科』のモンタージュの後半の東京タワーを見つめる2人を交互に映すところとか(そこに突然入るガラスの音もすごい)、クラブ帰りの朝、盗んだ自転車2人乗りとスケボーを交互に映すとことか。
『スパイの妻』で『河内山宗俊』使った濱口、本作で『丹下左膳余話 百万両の壺』使った瀬田、おもえば橋を2人で歩く長めの会話シーンは『親密さ』、朝の埠頭(秘めた思いあり)は『passion』ぽかったり。同級生のふたり。
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