ビジュアルに一目惚れしたけどド忘れしてたところアマプラ入りしたので鑑賞。
自然物そのものという魔女設定は置いておくとしても、その恐怖の対象である魔女という主軸に対して、雰囲気を醸成するための風呂敷の広げ方がちょっと散漫かも。主人公の家族関係・バイト先の関係・隣の家族関係という構図ゆえの呑み込みづらさですかね。
しかし、加速的なクライマックスへの収斂はトントン拍子で無駄なくサッパリ味、展開は予想通りながらも見せ方のサプライズが上手で、ラストのニクいオチまで相まってなかなか悪くありません。
それと、そんな登場人物の性格や関係性が一見オーソドックスながらも、しっかりとフレッシュにアップデートされてるのが爽やかでいいですね。
主人公のパパも隣のパパも、ホラーでよくいる「かませ犬要員クソ親父」ではなく、自分なりに子育てへ向き合ってるのが個人的に好印象。
ただカット割りの演出方法や、効果音(最近はやりの不協和音ピチカート)など、煽情的で陳腐な感じを覚える時も……。
あと検索して出てきた魔女資料が、あまりにもグラフィックノベル過ぎて説得力に欠けます。魔女ペディアて……。
それとやっぱり、ディロンくんも助かって欲しかったですねぇ。
