【洗脳】

今まで家族は入信していながらも、イスラム教の活動に未活だったアリ・ネッサ・ハムザの青年3人。ある男に会い徐々にイスラム教（過激派）に洗脳されていく。

洗脳の過程がリアル。それぞれが抱えている現実問題（履歴書を送っても面接にこぎつけない等）は全て人種差別によるもの、同志は戦っている…と言葉巧みに洗脳され、盲目的に男を信じていく。
一度その道に足を踏み入れてしまったら他者の言葉にも耳を貸すことが出来ない。

正しい宗教も世の中には沢山あるが、逆もまた然り。

このようにしてテロ行為に及んでしまうのだという現実。始まりは些細な出来事の積み重ねなのかもしれない。

2020.5.17

• #kiritoの2020年公開映画
• #myFFFコロナ長編

自分がダメなのに自分を取り巻く要素がダメなんだ、と信頼する他者に定義され「それならば他者を否定すればいいじゃない」と思考を変えるが……。世界に点在する過激派宗教組織において事件を起こしてしまう人々の事の顛末。作中のような就活(状況)だけじゃなくて、自らの社会的立場を見失っている時に美味そうな話に食いついた結果深い闇に投げられる。ならばその状況に陥りやすい"貧困"は、最も早くに解決しなきゃいけない問題だ、と思えた。
モロッコの子供って本当に何もしてないほどに暇なのかな…。

フランス北部のリル。20代の若き男たちアリ、ネッサ、ハムザの3人は10ほども年上の男、ジャメルと知り合いになる。アリたちにとってジャメルは年上でカリスマ的魅力を備えた存在。ジャメルは次第に3人の意識を操作していく…。世間への失望、社会への反感、自分たちの生い立ち…3人は自分たちがどんな事件に巻き込まれていくのか、知る由もなかった。

myFFF長編

過激派宗教に洗脳されてしまう青年たちのお話。


就活は何社送っても不採用でムシャクシャしているところにある男。
その男によれば、それは全部人種差別によるものだという。

青年が就活が上手くいかないのは本当に人種のせいなのかは分からないけど、人の弱みに付け込むのが上手いと思った。
自分のせいじゃない、自分は悪くない、そう思わせ、どんどん洗脳していくのが怖かったし、実際自爆テロとかってこういう風に起きてると思うとやるせない。

• #ちょめろ2020