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ジョン・ウィック:コンセクエンスのMtaskのネタバレレビュー・内容・結末

4.5

このレビューはネタバレを含みます

ジョンウィックシリーズの集大成といえる作品。

まず特筆すべきはやはり日本・大阪パートだと思います。かなり満足の行くシーンが多かった印象です。
会話の随所に日本語が出てくるため、英語字幕がつきます。日本語字幕の映画を見に来ているのに英語字幕を見るというのが面白いですね。
日本語も三作目のようなカタコト日本語ではなく、ちゃんとした日本語で嬉しかったです。
シマヅ役の真田広之がめちゃくちゃかっこよくて惚れました。スタイリッシュで佇まいもキビキビしていて義理人情を重視する非常にカッコいい支配人という描かれ方をしています。刀とハンドガンを駆使するアクションシーンも必見ですね。
大阪コンチネンタルの従業員が刀、弓、手裏剣を駆使して戦っていたのも見ていて面白かったです。
冒頭の道頓堀のシーンも恐らくちゃんと現地で撮ったのでしょう。随所に日本リスペクトが感じられる素晴らしいパートでした。強いて言えば、梅田駅と地下鉄車両が完全に外国チックでしたが…。ポスターやアナウンスはあまり違和感を感じなかったですし、ご愛嬌でしょう。

盲目アサシンのケインのアクションも見ごたえありました。盲目ならではの戦い方で数々の死地を乗り越えて来たんだなと感じられる非常に工夫されたものでした。

ストーリーも前作と比べると非常に楽しめました。自分の勢力を拡大させようとする、身の丈にあっていない悪役の野望を打ち砕くウィックたちという構図は分かりやすくて良かったです。
最後の1V1なんて…。ケインとウィックの互いのプロとしての教示を守りつつ、勘違い公爵を粛清する流れはかっこよかったです。

途中の決闘までの道のりで襲ってきた賞金稼ぎたちの中に日本人いましたかね?日本語が聞こえて驚きました。

最後はジョンが亡くなってしまうため、次回作はないのでしょうが…。とてもキレイな終わり方だったと思うので、良い結末かと。

後から気づきましたが、コンシェルジュ役のランス・レディックは今年亡くなられてたんですね。渋くてカッコいい演技でした。ご冥福をお祈りします。
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