フジタジュンコ

ジョン・ウィック:コンセクエンスのフジタジュンコのレビュー・感想・評価

4.2
ワンチャンカワイイ!!!!!!!! ガンフー超カッコイイ!!!!!!!!!!!
そして何より、ドニーさん、世界一カッコいい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

もう佇まいが違うんですよドニーさん。立ってるだけでカッコいい、動いたらその200倍カッコイイ、厨房で麺をすすってるだけでカッコいい、ダサめの白のタートルネックを着ていてすらカッコイイ……あまりにドニーさんの動きが別次元すぎて、キアヌがモタモタしてるようにすら見えてしまう仕上がり。なんなんですか、キアヌを前にしてもドニーさん最高や…となってしまうの、もういい加減にしてもらえませんか!!!!!!

ドニーさんを見たくて旧作を大急ぎで予習して本作に挑んだわけですが、大阪コンチネンタルホテルのパートは日本のアクション映画ファンにはたまらないシーケンスです。ここは見どころしかありませんでした。真田広之とドニーさんの戦うシーンは見事としか言いようがなく、さらに、「サンクチュアリ」で静内を演じられた住洋樹さん、リナ・サワヤマのスタントダブルである伊澤彩織さんが登場。ホテルのロビーで殺される役も担当してらして、「気持ちよく殺されることができた」とは伊澤さん御本人の言。
リナ・サワヤマは本作が初めての長編映画への出演だったようですが、今後オファーめっちゃ増えるんじゃないですかね? むちゃくちゃ良かったです。キアヌやドニーさんと同じ画面に収まっていても全然見劣りしないスターのオーラがバシバシ出ていました。失礼ながら、宣材写真より動いているほうがキュート。

169分中、ジョン・ウィックが380ワードしかしゃべらない、というだけあって、これまでのJWシリーズのインフレをさらに上回るアクションの連続で、見終わったあとにはぐったりしてしまいました。しかし不思議と飽きないし、これどうやって撮ってるんだろう、次はどんなアクションが来るんだろう、と、ワクワクしっぱなしでした。エンディングはいろんな解釈ができそうですが…たぶんバッドエンドなんだろうな…!

余談ですが、シャロンことランス・レディックさんが急逝されていたこともあり、エンドロール前にはメッセージが。本当に素晴らしいキャラクターでした。