2023年106本目。
ジョン・ウィックシリーズも4作目にして完結。
ドニー・イェン、真田広之といったアジア勢もいよいよ参戦。
相変わらずアクション特化でひたすらドンパチ、ビシバシやり合う訳だが、やっぱり前作あたりから、その特化感が「アクションの見本市」のような様相になっていて、イマイチ乗り切れない状況が続いている。
馬を使ったアクションをするために、刀を使ったアクションをするために…その為に露骨にシチュエーションを作ってる感じがどうも馴染めない。
個人的には、やっぱり1作目の「茶々入れた奴が、怒らせてはいけない奴だった」展開とか、
2作目の「あのシンプルな殺し屋世界にはもっと壮大な組織が暗躍していた」展開とか、ちゃんとストーリーが根底にあってアクションする方が好き。
3作目と本作は先述の通り、ほんの少しのストーリーを添えて、兎に角新しいアクションを追求しようとしているようにしか見えなかった。
そこが、メリハリない感じに見えたり。
これは個人の趣向もあるとは思う。
あと、斬新ではあるのだが、
自分は駄目だったギミックが2つ。
1つは防弾スーツ。
顔隠せば、撃たれても大丈夫…防弾だからってのは分かるけど、銃撃戦がバカらしくなってくると感じたのは自分だけ?
もう1つは予告動画でも見れる、長い階段落ち。
流石に長過ぎる(笑)
明らかにあの転がり落ちてるシーンの長回しはテンポ的にも凄い違和感のある長回しだったし、「ジョン・ウィックだったら、絶対に途中でリカバリ出来るだろ!」としか思えなかった。
個人的には、3作目同様、ちょっと合わなかったなぁ…。
あと、映画界にはドニー・イェンに座頭市をやらせたい人が一定数いるのか?
何かずっと座頭市キャラやってる気がする。仕込み刀じゃなくって、もっとシンプルなカンフーアクションを見せて欲しかったな。