ハレルヤ

ジョン・ウィック:コンセクエンスのハレルヤのレビュー・感想・評価

4.1
懸賞金をかけられあらゆる殺し屋から命を狙われるジョン・ウィック。その元凶である主席連合と決着をつけるため、壮絶な戦いを挑むシリーズ4作目。

まず個人的な話になりますが、1ヶ月ほど前にキアヌ・リーブス本人を生で見ることが出来ました。キアヌがベースを務めるロックバンド、Dogstarの来日公演があり、大阪会場のZepp Nambaにて数メートル先でキアヌの姿を拝めて夢見心地。「スピード」「マトリックス」などで昔から憧れだった俳優と同じ空間を共有出来て幸せでした。ベースを堅実に演奏してそんなに目立とうとせず優しそうな人柄もしっかり伺えたステージだったと思います。ただ正直バンド自体は普通でしたが…笑

そんな経緯もあって本作はより一層楽しみにしていました。舞台には大阪も登場していて尚更面白みがありましたね。日本のトンデモ描写は「ブレット・トレイン」よりはマシだったので、言うほど気になりませんでした。笑

今回の上映時間は驚愕の169分。3時間弱もある長尺でしたが、とにかく全編を埋め尽くすかのごとくアクションが炸裂しまくり。キアヌはもちろんの事、本作から登場のドニー・イェンも真田広之も華麗な身のこなしでの殺陣を見せてくれるから、まさにアクションの最高峰を体感できた感じ。

4作目までアクションのクオリティが落ちるどころか、ここにきて最強クラス。何人殺してるんだってくらいのバトルのオンパレード。クライマックスのパリでのバトルなんか本当に街全体を巻き込んでるレベル。そしてバトルの様子を上から長回しワンカットで捉えるカメラワークも新鮮でした。

本作で一番おっ!と思ったのがリナ・サワヤマ。普段は音楽アーティストとして活躍する彼女がこの作品では女優として初出演。真田広之演じるシマヅの娘役。そして怒涛のアクションも披露。意外すぎる一面で驚きました。

終わり方も意見が多少分かれそうな形でしたが、これでシリーズも終わりでしょうか。キアヌにはお疲れ様でしたと言いたいですね。この前のライブで言いたかったな。笑

コンシェルジュのシャロンを演じたランス・レディックは今年3月に病でお亡くなりになってるのが本当に残念。ご冥福をお祈りします。エンドクレジットの後でも僅かながら気になるカットが。なので最後まで席を立たないように!
ハレルヤ

ハレルヤ