一人旅

ジョン・ウィック:コンセクエンスの一人旅のレビュー・感想・評価

5.0
チャド・スタエルスキ監督作。

キアヌ・リーブス主演「ジョン・ウィック」シリーズの第4弾で、シリーズ史上最も長い約3時間の長尺のもと孤高の殺し屋の壮絶な戦いを描きます。監督には「マトリックス」からキアヌと縁のあるスタントマン出身:チャド・スタエルスキが続投しています。

前作で窮地を脱し生き延びた殺し屋:ジョン・ウィックが、組織の中枢である「主席連合」の首長を殺害したことをきっかけに、連合から信任を受け勢力拡大を狙うフランスのグラモン侯爵から命を狙われ、懸賞金に釣られた無数の殺し屋から襲撃を受ける中、旧知の地下組織の首領:バワリー・キング(ローレンス・フィッシュバーン)やNYコンチネンタルホテルの支配人:ウィンストン(イアン・マクシェーン)らの協力のもと冷酷無慈悲な侯爵に逆襲を仕掛けていく様子を描いたアクションスリラーとなっています。今回は香港のアクション俳優:ドニー・イェン扮する主人公の旧友である盲目の暗殺者:ケインとシェパードの愛犬を連れた賞金稼ぎ:ミスター・ノーバディが重要な役どころで初登場します。大ボスのグラモン侯爵役にはビル・スカルスガルドが配役されているほか、日本からは真田広之がシリーズ初参戦を果たしています。

前3作を上回る超絶怒涛の大殺陣&銃撃アクションが全編にわたって繰り広げられる完全無欠のアクションムービーで、NY、中東、大阪、パリ…と世界各地を転戦しながら侯爵への逆襲を狙う主人公の壮絶なバトルがノンストップで活写されます。兎にも角にも、主演のキアヌ・リーヴスが魅せ切る一騎当千の無双の活躍に痺れっぱなしの3時間となっていますし、座頭市的存在のケインや忠犬と二人三脚で敵を蹴散らす黒人賞金稼ぎら新キャラのユニークな立ち回り&主人公との絡みも魅力存分なシリーズ最新作です。
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