ズッキーニ

ジョン・ウィック:コンセクエンスのズッキーニのネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

2023年ベスト映画。
ストーリーではなく、ひたすらキアヌの泥臭くどこか革新的なアクションと魅力的な世界観を楽しむタイプの映画であるジョンウィックシリーズが最終作にして今までの作品に意味を持たせつつ、そつなく綺麗に終わらせるという神業を成し遂げた。
1番好きなのは犬を殺されたことが引き換えにギャングを壊滅させ、殺し屋界隈を全て敵に回すことになっても私怨を優先させるほど自分の人生の害になった者に対しては何が何でも殺すジョンウィックが最後の最後で殺しを選ばなかったこと。
前作までの幾千もの殺しの積み重ねがあったからこそ今作のジョンの選択に重みが出てくるし感動的なラストに繋がる。
絶対シリーズ始まった時はそこまで考えてなかっただろ、、、最強の後出しジャンケン映画。
地味に前作までで不満まではいかないものの物足りなく感じていた要素が改善されていたのもナイスすぎた。
例えばメイン敵の魅力の薄さ。ジョンウィックやその周りはめちゃくちゃキャラ濃いのにメインの敵役なんであんなキャラ薄いんだみんな。3作目とか寿司屋のハゲだぞ。どれだけ強くてもテンション上がらんて。
それに比べて今作はアクションスタードニー・イェン演じる盲目の剣士!!!アクションもスタイリッシュでめちゃくちゃカッコ良い。最後に相応しい存在感が激濃マシマシの敵役だった。
人生は終わり方が1番大事という言葉があるけど映画もそうに違いない。今作でつくづく実感した。
ズッキーニ

ズッキーニ