けんけん3号

ジョン・ウィック:コンセクエンスのけんけん3号のレビュー・感想・評価

3.9
長尺で躊躇していたが、やっとジョン・ウィックの完結作を鑑賞。NY、大阪、ベルリン、パリとスケールの大きいし、ビジュアルのアート感もカッコ良かった。ただ、正直、シューティングゲームを見ているような次々と現れる敵を殺るアクションはお腹いっぱい。上からのカメラアングルなど工夫もあったが、ちょっと飽きちゃったかな。これに時間をかけなければ、作品にスピード感が出たろうに…。それでも凱旋門のカーチェイス、階段落ちは見応えがあったし、西部劇の様な決闘も緊張感があり良かった。個人的にはケインを演じたドニー・イェンがキアヌ・リーブスを食うくらいインパクトがあった。盲目なのに無双って、いかにも映画らしくてカッコよく印象的。ジョン・ウィックとのヒリヒリした漢の友情も見どころだ。個人的にはこの結末が一番合っていたと思ったし、朝陽の美しさもありキレイだった。ホント、キレイな結末。エンドロールの後のケインも気になるところ…。犬と車から始まった物語がここまでになるとは思わなかったが、かなり楽しめたシリーズなので大満足。最後に一言、ジョン・ウィック、お疲れ様でした!