あまんだ

ただ悪より救いたまえのあまんだのレビュー・感想・評価

ただ悪より救いたまえ(2019年製作の映画)
4.4
めっちゃ、バイオレンスなボーン・アイデンティティーみたいな。
引退しようとしてる殺し屋と、その殺し屋に兄を殺された、こちらも殺し屋の弟の血みどろの
追走劇。
最初こそそうなる過程を描く為に、じっくりとした展開やったけど、主人公インナムの、
昔の恋人から連絡→恋人殺害される→まさかの自分に娘がいた(けど行方不明)→助ける!
同時間軸で、もうひとり、追っかける側のレイの、
兄貴殺される→どうやらプロの手によるらしい→許さねえ!
が、かちあってからのチェイスとガチンコがテンポ良すぎて、オモロすぎ。
特にイ・ジョンジェ演じるレイ(やたらおしゃれ。)の残酷さったら、人を吊るして腹割くって…恐っわ…。
ファン・ジョンミン演じるインナムの方も、あれ何?園芸鋏?みたいな奴で、ばっちんばっちんするのか、エグかったけど。二人の拷問がグロい!

そして、これは、今まで職業柄、執着を殺して生きてきたであろう男達の、護るべきものをかけての闘いでもある。
急に判明した娘とか、今まで縁切りしてた兄貴とかの為に、急では?と、思うけど、だからこそ一気に人間らしい感情が噴出してるんやな。
レイの方は、多分、兄ちゃんとかは単なる理由づけで、自分と言うアイデンティティーを護る闘いになってたけど。
最後の最後まで見せ場だらけで、おもろかった。
あまんだ

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