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スペース・スウィーパーズのastraのネタバレレビュー・内容・結末

スペース・スウィーパーズ(2020年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

韓国×SF。

正直どんな風になるんだろうと思っていたけれど、チープさの欠片もないし、LGBTQや人種の多様性も違和感なく描かれていて、振り返れば振り返るほど完成度が高い。(しかも、その多様性はロボットも取りこぼしていない。)

お話も、分かりやすいのに筋が立つように作り込まれていて、絶妙にユーモアが効いている。その辺りはガーディアンズ・オブ・ギャラクシーっぽい。

長尺なわりに人物を掘り下げられていないところがあるのは、SFあるあるなのと、これからの作品群に期待ということで。率直に恐れ入りました。

主人公が完璧すぎないところは新感染を彷彿とさせ、切なすぎる過去は震災のそれを思い出したけれど、しっかり前向きなラスト。

キャスティングもどんぴしゃで、アスダル年代記でも思ったけれど、ソン・ジュンギはこういう現実離れした役が意外と似合う。

これからますます、韓国発の魅力的なSF作品が生まれるんじゃないかと期待。
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