おたしん

スクール・デイズのおたしんのレビュー・感想・評価

スクール・デイズ(2011年製作の映画)
3.9
THE教科書映画じゃないすかね!
小学生中学生とかに見て欲しい。
大人だから思うこともあるんだけどね。

イジメはずっと無くならない問題。
見ててイライラするんだけど自分が子供のころ止める側になれたかって考えると何も言えない。
大人が見るとスタンリーがどれほど強くて素敵な人間か分かるんだけどな。
リッキーたちはとてつもなくダサい。
キッズたちにはできるだけ早く気付いて欲しい。
やり返さず我慢するし友達のためには体を張るなんて。
完全に周りより秀でてました。
そして歌は泣きました。

そんでサイモン先生。
何と出来たお方なのでしょうか。
教育者に相応しい。
勉強だけでなく人生を教えてくれそうな。
まさかセクシャルマイノリティの話が出てくると思わなかったけど否定をしない決断をしたのは善人の鏡だ。
本当にセクシャルマイノリティの生徒がいた場合に悲しい思いや間違った考え方をさせないよう自分が犠牲になろうとも貫く。
そんな嘘をつくことが失礼だと思ったんだろうな。
先生方からも生徒からも大人気のプロフェッショナル。
"怒る"じゃなくて"叱る"をできる人だろう。
ラストの生徒たちの子供らしい演出に涙した。
彼を去ることにさせたガキとクソ親が出来損ないの人間すぎたから余計に。
たくさんの生徒の人生に影響を与えた人になりそうです。

恋愛の部分も可愛かった。
この頃だからこそってのとカーストがまた面倒なんだけどリアル。
吠えてるリッキーが無様だったけど静かめな子たちは何も言えんのよね。
蹴り入れてくれたアンディがナイスすぎた!

この3点を通してアンディがすごく成長したように感じました。
良い方向に変わってくれてよかった。
弱者に手を差し伸べることができる素敵な大人になっていてほしい。

実話ベースということで色々考えました。
大きな事件になりすぎることもなく本当に起きていそうな学校生活。
子供が成長できるヒントが詰まった作品だと思いました。
中学生ぐらいで見てみたかったな。

生徒それぞれのその後がエンドロールで流れるけど良い奴は成し遂げていき悪い奴は転落していくのね。
変わるタイミングを逃さないように!

サイモン先生はティーチャー。
アンディはライター。
スタンリーはシンガー。
それぞれがタイトルにもなっているthat’s what I amというセリフを言うんだけど改めて大事なフレーズだと感じた。

自分を知り信じれるようになりたい!
おたしん

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