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Driveways(原題)
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『Driveways(原題)』に投稿された感想・評価

[理解者を得た少年の成長記] 80点

亡くなった姉エイプリルの家を整理するためにニューヨークの郊外にやって来たキャシーとその息子コーディ。家主を失って間もないゴミ屋敷は、12歳も年上で大人になってからも疎遠だった姉妹の会わなかった時間を穴埋めする役割だけは担ってくれる。そして、コーディもまたその家を通して地域の住民、特に隣人の退役軍人デルと友情を深めていく。本来の企画は白人母子の物語だったが、韓国系アメリカ人である監督によって改変されたことで、普遍的な物語に新たな側面が加わることになる。明白に敵対する人物はいないものの、比較的裕福な住宅街に暮らしているメキシコ系の家族や白人の家族、そしてアジア系(エイプリル)の住民は少なからず断絶されていて、最も象徴的な"(私は)人種差別主義者ってわけじゃないんだけど、メキシコ人ってパーティばっかやってるし、子沢山じゃない?"という白人女性のセリフがそれら断絶を総括してくれる。しかし、デルは白人ながら"君はアジア系だろ?"なんて言葉は一言も発さない。それは彼の友人たちも同様だ。

中心となるコーディは繊細な子供で、同年代となれば暴力的な悪ガキは勿論、友好的な子どもたちに対しても身構えてしまう。しかし、デルとの交流はコーディを少しずつだが確実に変化させていく。キャシーは常に何かにイライラしていて、看護師になる勉強(?)を空き時間にやっているので親子の会話は途切れがちである。それでいて、やはり母親として息子の行動を多少制限してしまう部分もあって、双方が双方に譲り合うような形で人間関係がそれほど展開されてこなかったのだろうことは想像に難くない。だからこそ、デルがコーディの求めていた"理解者"になることで、彼は自身を変化させることを肯定される。それは同時にキャシーの成長にも繋がり、デルをも成長させてしまうのが本作品の美しい部分である。

コーディとデルの師弟関係は一方的ではない。デルには遠方で暮らすレズビアンの娘リサが居て、仕事漬けで顧みなかった妻ヴェラが居た。デルはコーディとのふれあいを通して、彼女たちにしてしまったことを振り返り、コーディには自分とは別の道を歩んで欲しいことを伝える。それは世代を超えた友情の証でもあり、それを語り合う背中を捉えたショットには目頭が熱くなる。

時折、キャシーが一人でバーで呑んだり、デルが退役軍人仲間の認知症に気付いたりという大人だけの世界を描写するのは、決して甘くない現実を見せられているようで非常に切ない気分にさせられる。そういったメリハリこそが、本作品を特異なものにしているのかもしれない。
★★it was ok
『Driveways』 アンドリュー・アン監督

ホン・チャウ&ルーカス・ジェイ
&ブライアン・デネヒー

亡くなった姉の家を片づけに来たキャシー
&8歳の息子コーディ
隣の退役軍人爺ちゃんとのふれあい

シンプル&スロー&優しい
友情&成長&悔恨

演技よかった
物足りない感

Trailer
https://youtu.be/803WHRZTB7Q
sonozy
4.0
アメリカのアンドリュー・アン監督による静かに沁みる良作です。

ある夏の夜、人けのない家にやってきたキャシー(ホン・チャウ)と息子のコーディ(ルーカス・ジェイ)。電気が止められており諦めてモーテルで一泊し翌朝再訪する。
ここは12歳年上のキャシーの姉エイプリルが暮らしていた家で彼女が亡くなったためその整理にやってきたのだ。
しばらく交流がなかった姉の家。想像以上に物が多く、猫の死体まで現れ、片付けには数日かかりそうだ。

キャシーは姉と違って野生児的だと語る気強いシングルマザー。息子のコーディーはタブレット片手にゲームやマンガを見るのが好き。動揺すると吐いてしまうような繊細な少年。

隣家で一人寂しそうに暮らしている退役軍人の老人デル(ブライアン・デネヒー)と交流が始まり、コーディはデルと過ごす時間が大切になっていく。

そんな息子の姿を見てキャシーは売りに出す予定だったその家で暮らすことを決めるのだが・・

人種差別ではないと言いながら界隈に暮らすメキシコ人に対する差別発言をする近所の白人女性リンダと2人のレスリング好きなヤンチャな孫。
「Kinoshita Heart Castle」というマンガについて盛り上がる近所のメキシコ人兄妹。
ボケ初めたデルの友人。
離れて暮らしているデルの娘(レズビアン)。
といった脇役。

コーディーの9歳の誕生日、デルが通っているVFW(退役軍人クラブ)の老人たちとビンゴゲームを楽しんだりして過ごす幸せそうなコーディと見守るキャシーの表情。
デルの家のポーチで、横に並んでコーディに自身の過去などについて語るデル。この後ろ姿のシーンも良かった。

デルを演じたブライアン・デネヒーは公開1ヶ月前に亡くなってしまったという悲しい情報も。遺作となってしまったことを思うと余計に沁みます。

『Driveway』はハイウェイ的なイメージを持ってましたが、「家/車庫から道路までの私道」の意味なんですね。電気が止まっていることを知ったデルが長い電源コードをDrivewayをまたいでエイプリルの家までセットしてくれていたシーンも印象的です。

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