せびたん

哀愁しんでれらのせびたんのレビュー・感想・評価

哀愁しんでれら(2021年製作の映画)
3.4
前半がコメディで後半からエンディングがサスペンス&ホラーって感じで楽しかったです。全体通して土屋太鳳さんで見せる感じの作りでした。特に終盤のの土屋太鳳さんめちゃインパクトありました。

邦画なのでぐじゃぐじゃの時間管理を見せられるんだろうなと覚悟してたけど、ちゃんとしてたのでほっとしました。終わり方もしゅっとしててよかったです。アジア感もなくなくて、これは日本の映画なんだなあって感じもしたし。今の時代の日本人にちゃんと向き合ってくれてる映画というか。ちゃんと向き合ってくれてる映画には、こちらもちゃんと向き合わなきゃって気がしてきますね。

冒頭の上下逆さな土屋太鳳の足元の映像はこれから起こる話の内容や作風を暗示してくれてる親切設計でした。たぶんシンデレラに関連したおとぎ話的な作品が始まるんだろうなって思いながら入っていけました。
また、邦画なのでラストは中途半端に万人受け(万人というどこにもいない存在)するところに落ち着くんだろうな、なんて失望しないように心に言い聞かせていたら、あの展開!なんか嬉しかったです!この監督さんに注目していきたいと思いました。

途中はなんだかちょっともやもやしてたこととやたら時間が長かったことは私の好みではなかったけど、いい映画なんだなと思いました。
せびたん

せびたん