このレビューはネタバレを含みます
物語のシンデレラと同じように、不幸の連続から物語は始まります。しかし、あるきっかけから王子様と出会い、幸せに暮らしましたとさ・・・と、なればいいのですが＿＿＿？
ラストに向かってのフリを丁寧に作り上げていて好感が持てた。幸せなシーンのおとぎ話チックなカンジと、だんだんと壊れていくギャップも考えられてるなと感じた。ただ、ヒステリックに持っていきすぎとは思った。
自己の幸せに特化するとこうなっちゃうか親子だね。
幸せって続いていくものじゃないと思うんだよ。その瞬間、瞬間のモノでさ。よく幸せになりたいっていうけど、あまりに漠然としすぎていて現実的ではないんだよね。山も登ったら下らなきゃならないし、幸せも登ったら下るのが基本だろうし、トータル的に登りが多ければ幸せって言えるのかもしれないけど、やっぱり漠然としてんだよね。死ぬときに結構面白かったなと思って死ねたら、幸せなのかもね。
