シナモンロールパン

哀愁しんでれらのシナモンロールパンのネタバレレビュー・内容・結末

哀愁しんでれら(2021年製作の映画)
4.7

このレビューはネタバレを含みます

色々考えさせられた。
モンペはこうして生まれる(?)って感じでもあった。

「いい人でいなきゃ」「良い母親でいなきゃ」
「もっと理解してあげなきゃ」。
『こんな人にはなりたくない』という像があるから、余計に自分を自分で縛ってしまう。小春は勿論、大悟にもそういう面で縛られてるなと感じた。あと大悟は偏差値絶対って所でも見られたように思う。
親も人間だからな…。小春のお父さんが、
「俺だって小春のことよく知らない」と言うシーン、冒頭の親子が中盤でブランコ漕いでるシーンが印象に残った。
まゆか?前妻さんがヒカリちゃんにどう接してたかとかは、絵画以外であまり描かれないけど、ヒカリちゃん小2にして病んでる…。
剥製のシーンめっちゃ腹立ったけど、悪意100%とかじゃなくて、ただのふざけでもあったんだろうな…。親の愛情を試す…とか言うけど…。いやぁでも小春の立場だったら正直言って大ストレスだわぁ。
シンデレラと名前についてるけど、結婚式の時は、シンデレラと違い赤いドレス。映画が終わる時に着ているのは、想像するシンデレラのように青いドレス。どんな生活でもそれに順応してようやくシンデレラのようなハッピーエンド(?)かと思った。
まぁ大事件起こっちゃてる訳だし、周りは超バッドエンドだけど。教室の3人は幸せそうに感じた。
最後のシーン、映画見て久しぶりに怖って思った。


こういう映画あるある
「言えよ!」「相談しろよ!」と思う所多々あり。筆箱の事とかなんで言わんの…。秘密は言うくせに…。
あと、繭香のこともうちょっと掘り下げて欲しかった。本当に「最低な女」だったということか?絶対大悟にしろヒカリにしろなんか1悶着あると思ってた~。