元凄腕の兵士だったジョンは今は組織を離れ流浪の日々。ある日、友人の揉め事を解決したジョンの前に現れたかつての上司フロスト。
フロストはジョンの免罪を材料に犯罪王ティーグの確保を依頼する。気乗りしないジョンだったがティーグとは因縁もあり協力する事にするが…。
イギリス製のアクション映画。
私も知らなかったのですが、実はこの作品は続編で本作でも主人公のジョン・ゴールドを主人公とした「アウトレイジャス 最も危険な男」という前作があるようです。
フロストとの関係性の説明なのでは前作があるので省いていたのかと思いました。しかし、本作から観てもそれほど影響はないと思います。
アメリカのプロレス団体ＷＷＥで人気レスラーとして活躍したステュー・ベネット主演。リングネームだったウェイド・バレット、キング・バレットの方に馴染みある方の方が多いと思います。これまでにもＷＷＥ時代も含めて数本映画に出ていますね。あれから結構経つと思いますが、バレットさんは雰囲気が変わっていなくて若々しい。
ただし…活躍したと言っても昨今、映画界を席巻しているロック様やバウティスタさんやジョン・シナさんに比べるとネームバリューは落ちますね。
犯罪王ティーグ役で名優ヴィニー・ジョーンズさん。ジョンの仲間の１人役でジャンポール・リィさんが出演しています。
冒頭かなりシリアスな出足だったので、ハードアクション路線なのかなと期待しましたがそれはそこまでで、あとはかなり軽いノリで物語が進みます。
そんな大物護送に数人だけとか、GPSも装備してないとか…御託ばかりでなかなか止めを刺さないとか逃がしてばかりとかツッコミどころは嵐のようにある(笑)
低予算は隠せないですが、銃撃戦と格闘アクションは結構頑張っています。
まああんなに正面から撃っていて１発も当たらないとか、どんなに命中精度悪いのかと笑いますが。
特に格闘アクションは見せ方が上手くアクロバットで結構な迫力で楽しませてくれます。
バレットさんよりの女優陣２人の活躍の方が印象に残ります(笑)
時間稼ぎで同じ事の繰り返しであまり締まらない雰囲気と物語なので、合う合わないは間違いなくあるでしょう。
最近はチョイ役での主演が多いヴィニー・ジョーンズさんは最初から最後まで出突っ張りで存在感ありました。
まさか起用しておいて見せ場なしかと心配したジャンポール・リィさんの活躍も最後の最後にありましたし、単純明快な物語でＢ級アクション好きの私にはまあまあ楽しめた作品でした。
まとめの一言
「ヘルペスよりしつこい」
