Tai

アオラレのTaiのレビュー・感想・評価

アオラレ(2020年製作の映画)
3.9
ステイホームしたくなる!
何故ならラッセル・クロウが恐すぎる‼︎

大急ぎで車を運転しているレイチェルが、目の前に止まる車にけたたましくクラクションを鳴らしてしまった事で始まった惨劇。
だって青信号なのに発車しないから!こっちは急いでんのに!と、自分は悪くないというレイチェル。
しかし、その相手はラッセル・クロウ‼︎
ラッセル・クロウによる煽り運転。もう、目がヤバい!周囲を巻き込み過ぎ危険運転もヤバい‼︎車を降りたらもっとヤバい‼︎‼︎

日本でも問題になっている〝煽り運転〟というシチュエーションを見事にスリラー化していました(;´Д`A
実際、煽っている側の恐ろしい点は〝自分は悪くない。むしろ正しい行いをしている〟と思っているところなんだそうですね。
「向こうが飛び出してきた」「違反していた」「危険な運転をしてきた」そんな相手に対して個人が制裁しようとする事で起きてしまうというのを聞いたことがあります。
摘発されても「やり過ぎた」とは言うものの、決して「やるべきではなかった」とは言わない恐ろしさ。

こう言ったのは運転中に限らず起こりうることですよね。
そんな問題がここ数年で増えているのが、日常に対する不満を抱えた人が増加しているから…とか。
多分、そんな不満とか怨念の様なものがラッセル・クロウに集まり乗り移られたのではないかという憎悪の塊のような恐ろしい男でした。
怨念集まり過ぎて身体も膨れ上がってましたね!(違う)
でも、あの体格もあって更に恐さが倍増でした◎

何が恐かったって、この煽ってくる男が、ただ道にいたその辺の男でなく、危険人物として脂が乗ってるというとこでしたね!
冒頭からこの男のヤバさが描かれるわけですが、故にレイチェルの起こした行動に「ヤバいって〜!それしたらアカンて〜!」と第三者としてハラハラしましたね(-_-;)

その危険な感じが荒唐無稽というよりは〝もし、自分の隣にいる赤の他人が、こんな人物だったら?〟という日常に恐怖を感じる内容でした◎
そして、エンドロールの役名でちょっとヒヤッとしました(;´Д`A


ただ、あんな状態で「帰っていいですよ」て言う警察ヤバくない?「送ります」が正しくない⁇
Tai

Tai