このレビューはネタバレを含みます
正直、綾野剛×millennium paradeに惹かれて鑑賞したのだけど、観てよかった。
ヤクザ映画って漢気のあるギラギラしたイメージだったけど、この映画はそうではなかった。衰退していくヤクザ、そしてヤクザの周りの家族にフォーカスを当てていて面白い。
わたしの世代はヤクザは反社会勢力としてタブーなものとして育ったし、あんなにカッコいい存在としていたことにまずビックリだった。タトゥーも今ではお洒落のひとつとして入れている人もいるし、それが悪いとは思わないけど、両親には絶対に入れるなと言われて育った。温泉にも入れないし、保険や病院で困ることがあるから。ヤクザのイメージが強いから、と。
そんな世界に変わったのはたった数十年のことだったんだね....
どういう結末になるんだろうと思ったけど、なんだか最後は切ないのにすんなり受け入れることができた。観てよかったな。