家族を求めて極道の道へ進み、
出所後はそのせいで家族を失う、
現代ヤクザの生き辛さを描いた映画。
全盛期のシーンはカッコよくて観てられますが、この映画が一番描きたかったのであろう衰退期は、見ていて可哀想になってきます。
でもやっぱりね、
ヤクザがどんなに悪い事をしてきたかというところを描かないとフェアじゃないのよ。
何人犯して何人殺してきたのかっていう所を描かずに、「こんなに仁義を大切にしてるのに、条例改正のせいで生きにくくなって可哀想」じゃないのよ。
可哀想か当然かのジャッジは、
視聴者が決めさせてくれんと。
カッコよくて終盤ホロっと泣けるんやけど、その辺が少し偏り過ぎてるなと思いました。