このレビューはネタバレを含みます
「良い奴に限って食われてく」って作中で出た言葉。
柴崎組は、組長から幹部、部下を通して良い人ばかり。特に中村は作中でも根は真面目で良い奴と買われていた。だからこそ侠葉会みたいな本当の悪に踏み潰されてしまった。
オヤジに見習って通してきた己の仁義をへし折ってでも必死に生きている姿が正にそんな風に見えた。
山本もまたその犠牲の1人で、愛した女性とその娘との小さな幸せや普通の生活を望むこともできなくて、全てを失った後、最後に一矢報いた姿にどうしようもない怒りとやるせなさを感じた。
綾野剛ほーんとかっこいいなー!