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Le spie vengono dal semifreddo(原題)
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『Le spie vengono dal semifreddo(原題)』に投稿された感想・評価

エロが世界を滅ぼす!?

爆弾を仕込んだ美女型ロボットがNATOに属する各国の将軍に接近&誘惑して近接爆破する自爆テロ。全員倒して世界を牛耳るぜ!な思惑を抱くゴールドフット博士の陰謀に、何かの間違いで世界を守る秘密組織のエージェントになってしまったポンコツお笑いコンビが挑む!バーヴァ流スパイコメディ。

本作にはイタリア版とアメリカ版があるのですが、私が見たのは残念ながらアメリカ版。英題は『Dr. Goldfoot and the Girl Bombs』。ゴールドフット博士と少女爆弾たち。そのまんま。ちなみに本作は『ビキニマシン』という映画の続編のようで、そちらは007ゴールドフィンガーのパロディのようです。だからゴールドフットなのか!イタリアサイコー🤣

イタリアで著名なコメディアンのフランコとチッチョがポンコツコンビに紛してヴィンセントプライス演じるゴールドフット博士に挑む内容なのですが、アメリカでフランコとチッチョの知名度がないために大した出番もないような編集をされ、バーヴァの関与しないところでAIPに大きく改変されたのがアメリカ版。

そのおかげでバーヴァ最低の作品という烙印を押された問題作。イタリア版を見ずに平均スコアを汚したくないので、あえての星なしで。見てから再度付け直します。アメリカ版はつけるとしたら3.3くらいかな。バーヴァによるイタリア版ではコメディアン2人の魅力を存分に活かした内容になってるようで、イタリア国内ではヒットしたらしい。

本作は『呪いの館』の次作で、ホラー傑作群を連発してた時期。バーヴァ的には他のジャンルにも興味があったらしく、コレを撮ったみたい。爆弾を仕込んだ美女ロボットを大量生産して、下半身に正直なチョロい要人たちを暗殺するっていうアイデアが既に面白いし、ダンディなプライスがアホみたいな顔芸を披露&第四の壁を越えて話しかけつつドヤ顔まで見せつけてくるという、普通に楽しい作品で、私はコレはコレで好き!😂

クライマックスあたりは急にサイレント映画になって、サイレント特有の1.5倍速くらいの高速でキャラクターたちがゴチャゴチャとコミカルに遊園地で鬼ごっこ。一応スパイ映画らしく犯人を追う追跡劇なんだけど、普通に遊園地で遊んでるだけなんじゃ?なアホらしくてゆる〜い感じがたまんない🤣「あ…やっちゃった!😜」な軽さで人を殺して、速攻で幽霊になって出てくるというスピード感も!しかも幽霊になってもまだ喧嘩してるし😅

フィルマのジャケになってるドデカイミサイルみたいなのはゴールドフット博士のアジトに乗り込む時に持ち込むものなんだけど、ゴールドフット博士がここアジトじゃないよ!女子学校だよ!と言い切り、爆弾美女軍団に健康的な接待をさせたら女子学校だと信じて帰っていくというチョロさ。エロが全てを左右するのが笑える!将軍暗殺も全部エロ起点だからきっとそういう高度な風刺なのでしょうね🤣そう思うとドデカイミサイルも男性のメタファーっぽく思えるし😂『血ぬられた墓標』からそうだけど、人の二面性を可視化させるのはバーヴァの好きなアプローチなんでしょうね。

ちなみにジャケの2人がコメディアンのフランコとチッチョです。コレ多分イタリア版のジャケだと思うのだけど、デカデカと名前出てるのもこの2人だし、アメリカ版の脇役な扱いはかなりの改変があったんだろうなってのが想像できますね…😇

そんなアメリカ版では、ポンコツコメディアンコンビがあまりに頼りにならないんで、キス大好きな有能主人公が博士の陰謀を阻止する重要な役目を担うのだけど、初対面でも隙あらばキスを迫るエロの権化みたいな野郎だったのに、肝心なときにエロに落ちず冷静さを保つという、笑えるんだけど風刺的にも刺さる演出も面白かった!あと、人間はミスを犯し機械はミスを犯さないという前フリのもと、盛大にミスを犯すコンピュータくんもサイコーだった!そのミスがポンコツコンビを担当エージェントに任命したことなのだけど😂

バーヴァのBlu-rayBOX予約したから記念に…と思って見たのにバーヴァ監督作と言い切れないやつだったのが残念…😭安かったから良いけど!それなりに面白かったし👍
これはうれしい。いつの間にかフィルマークスにタイトルが上がってる。これはぼくは、2019/10/20、某所の大スクリーンで『血ぬられた墓標』『シーヴァーズ』『マリオ・バーヴァ、地獄の舞踏』と一緒に見たやつ。そのときのメモを以下にペーストしておきます。

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マリオ・バーヴァの1966年『Dr. Goldfoot and the Girl Bombs』を見る。イタリア語のタイトルは "Le spie vengono dal semifreddo" (ちょっと寒い国から来たスパイたち)だけど、これは "La spia che venne dal freddo (The Spy Who Came in from the Cold)":『寒い国から来たスパイ』(1965)のパロディなのだけど、英語のタイトルは明らかに『Dr. Goldfott and the Bikini Machine (邦題:ビキニマシン)』(1965)を連想させるもの。

イタリア映画としての面白さは、ひとつには二人組の喜劇俳優フランコとチッチョが出演しているところ。なにせ、イタリアでは ”I due mafiosi dell'F.B.I." (あやしい二人のFBI)なんてタイトルでも知られているようだ。そして、ラウラ・アントニネッリがお堅い秘書とエロティックロボットの爆弾ガールの二役を演じてくれるところも楽しい。

「ラストの奇想天外な追跡劇は見もの。フランコとチッチョ、そしてラウラとファビアン・フォルテの4人組が、ヴィンセント・プライスの演じるゴールドフット(これはもちろんゴールドフィンガーのパロディ)を追いかけるのだけれど、ほとんどサイレント映画のノリ、コマ落としの文字通りドタバタ追跡劇には、おもわず拍手したくなった。

〔…〕マリオ・バーヴァの作品としては、ほとんど「嫌われている」もののひとつだという作品は、なかなかどうして、時代を感じさせてくれる、イタリアローカルでありながら、グローバルな映画として、なかなか味がありました。