本作にはイタリア版とアメリカ版があるのですが、私が見たのは残念ながらアメリカ版。英題は『Dr. Goldfoot and the Girl Bombs』。ゴールドフット博士と少女爆弾たち。そのまんま。ちなみに本作は『ビキニマシン』という映画の続編のようで、そちらは007ゴールドフィンガーのパロディのようです。だからゴールドフットなのか!イタリアサイコー🤣
マリオ・バーヴァの1966年『Dr. Goldfoot and the Girl Bombs』を見る。イタリア語のタイトルは "Le spie vengono dal semifreddo" (ちょっと寒い国から来たスパイたち)だけど、これは "La spia che venne dal freddo (The Spy Who Came in from the Cold)":『寒い国から来たスパイ』(1965)のパロディなのだけど、英語のタイトルは明らかに『Dr. Goldfott and the Bikini Machine (邦題:ビキニマシン)』(1965)を連想させるもの。
イタリア映画としての面白さは、ひとつには二人組の喜劇俳優フランコとチッチョが出演しているところ。なにせ、イタリアでは ”I due mafiosi dell'F.B.I." (あやしい二人のFBI)なんてタイトルでも知られているようだ。そして、ラウラ・アントニネッリがお堅い秘書とエロティックロボットの爆弾ガールの二役を演じてくれるところも楽しい。