初めての感覚!ストーリーの進め方がめちゃくちゃうまい!起承転結ハッキリしたものじゃないので、普通なら少し退屈する感じの作品なのに全く見飽きる事はなかった。先が知りたい!という欲求さえもなく純粋に見届けていた感覚。
大事な時は必ず雨が降るんだ。
このワードの繋がりが面白い。
美紀の学生時代、恋人関係でもないが、一夜を共にした日も雨。
そして華子のお見合いの日も雨。
この絶妙な接点がどうしても人工的であったが、それ以外はドキュメントを見ているかのようなナチュラルな仕上がり。
ロケーションの場所場所が素晴らしい所ばかり。
全ての場所のロケ地巡りしたい、、あんな海に隣接してる家レンタルであるのかなぁ、、
結構少人数スタッフで制作してたみたいだけど、このカメラマンの風景や建造物を撮る画角がどれも素晴らしく圧巻だった。それもあって人物を撮るシーンはどこか薄く感じてしまった。
後水原希子さん意外とタップ入力しててなんかホッコリしました。
麦ちゃんは表情作りが繊細でうまい。
水原希子と高良健吾のベッドでの会話のトーンがラジオのような心地よさで素晴らしかった。
家庭環境が世界の幅を狭めるという事。
自分の意思で選択する大切さを教えてくれる作品。
余談ですが、こんな上流階級盛り盛りの作品をミニシアターで観るギャップが気持ちよかったです。ありがとうテアトル。