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あのこは貴族のhydrangeaのレビュー・感想・評価

あのこは貴族(2021年製作の映画)
2.5
ちょっとカリカチュアされている感は否めない。階層があんなに極端に二分化されてなどいない。松濤に実家のある友人もいるけど、もっと常識的な感じ。むしろ地方の名家の方が縛りがきついんじゃないかな?

(本当の現実を言えば、慶應に幼稚舎から入れるのは、子供の学力を信用していない親がすることで、実はその子はすでに負け組。
子供の学力を確信しているエリート親は、中学受験させて、東大に入れるもの。
そして高良健吾が辿った慶應→東大大学院というのは、学歴ロンダリングと呼ばれてしまうのである…はあ、男は辛いね)

(水原希子の父親が失業して、大学を中退しなきゃならなかったのも非リアル。慶應はOBが太い大学なんだから、奨学金ならいくらでもあるし、優秀なら授業料免除の道もある。普通にJASSOの奨学金だってある。何も辞めることない)

(ついでに言うと、門脇麦がバーキン持ってるのもどうかと思う。あれはエルメスのディレクターが、何でもかんでも籠に放り込んで持ち歩くジェーン•バーキンのために作ったもので、ジェーンのようにシールをベタベタ貼ってストリート風にするのが本来の持ち方。お嬢様に持たせるエルメスなら、ケリーでしょ)

(ファンタジーなんだから何をどう描いたっていいけど、身近な世界だけに、違和感覚えるとずっと引きずって、低評価になってしまう…)

(調べたら原作も脚本兼監督も地方出身…)

女の子たちが自由に生きていく姿は眩しく、応援したくなる。
水原希子が田舎の人という設定は素晴らしいし、かなり成功していると、東京に暮らす私は思うが、実際に地方で暮らす人が見たら、違和感感じるのかな?

麦ちゃんが好きな映画が気になるな〜
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