あのこは貴族のピちゃんのネタバレレビュー・内容・結末

なぜか、ずっと息苦しい。上流階級でもないし、田舎出身でもないから、どっちもリアルかどうかは分からない。けどこれが彼らのリアルなんだとすれば、辛いな。

旦那さん、一度でも主人公のこと愛してたのかな？こんな結婚、絶対に私は嫌だけどな。(他の候補者が酷すぎたのもあるけど)最初はめっちゃいい人で素敵って思ったのに、どんどん残念な気持ちになった。やっぱり夢のない男って全然魅力的じゃない。でも、主人公も同じだったね。それを、「俺はまともに家を継ぎたいだけだよ、それは夢とか展望じゃなくて、そういうふうに育ったってだけ。華子が俺と結婚したのと同じだよ。」という彼の言葉や自由に生きる美紀が気づかせてくれたような気がする。
あ、あと、婚約指輪が義理の母のお下がりとかマジで嫌〜って思ってしまった私みたいな人間は、絶対こんな家に嫁げないだろう。笑

旦那は、大学にいる時や美紀と一緒にいる時の方が生き生きしてる気がした。なんか別人みたい。自分を使い分けてる感じ。そんなのみんなやってるけど、なんかこの人の本心はどこにあるのか気になってしまった。本心なんてないのかな。家族が敷いたレールをただ生きる。良家に生まれるってそういうことなんだね。

美紀と友人が起業決意するシーン好き。私も一緒に起業を考えている友達がいる。そんな友達がいるってことが何よりも大切な気がするの。