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イングリッシュ・ペイシェントのqqfowlのレビュー・感想・評価

4.0
1930年代末、ハンガリー貴族の冒険家アルマシー(レイフ・ファインズ)が、アフリカで、友人の妻キャサリン(クリスティン・スコット・トーマス)と出会って恋に落ちた話を、1944年イタリアで、従軍看護婦のハナ(ジュリエット・ビノシュ)に語る…

外国で非日常を体験してるときにうっかりアバンチュールしちゃうみたいなのはあるあるなのかもしれないけど、その道ならぬ恋と戦争の相乗効果で悲劇が台風のように拡大するっていうアイデアがすごい。壮大でした。

従軍看護婦のハナは死の呪いに取り憑かれていると思い込んでいて、死に惹かれていたから、全身大やけどのアルマシーを単身看取ろうとしたんだと思う。でもそこで新しい出会いがあってその呪いを克服できたのはよかった。アルマシーのエピソードとの対比にもなっていたし。全体としてまとまってたのかどうかは微妙かもだけど、私はこちらのお話もすごく好きだった。
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