たろさ

日本沈没のたろさのネタバレレビュー・内容・結末

日本沈没(2006年製作の映画)
1.5

このレビューはネタバレを含みます

日本国内で噴火や地震が多発する。日本列島が1年以内に沈没するのだ。


パニック映画に感動、恋愛、家族愛をゴチャゴチャぶち込んだいつもの日本映画。ひどくつまらなかった。
小野寺俊夫(草彅剛)と阿部玲子(柴咲コウ)の接近が早すぎる。二人の恋愛劇はあまりにも陳腐。倉木美咲(福田麻由子)も絡んでくるが不自然。
大臣に「客観性と再現性、これが科学というものじゃないのかね」と指摘され「てめえはバカか」と返す田所博士(豊川悦司)はどうかと思う。大臣の言い方は悪いが彼の言う通り。仮に田所博士は自分が間違っていたとしたらどうするのか?
最後の見せ場のお膳立ての仕方がなかなかひどい。「アルマゲドン」「インデペンデンス・デイ」をパクりたかったのかな。

1973年版の「日本沈没」では時代もあって極端に男性中心で女性はただの添え物程度だった。今作では女性キャラクターもストーリーに関わる。ただ消防隊員の阿部玲子や鷹森沙織(大地真央)の描かれ方は「女性枠を用意してあげましたよ」といった感が出ていて好きになれない。僕個人が感じただけかもしれないけど。
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