『シン・ゴジラ』逆引き第三弾。
(他にも『宇宙大戦争』、「進撃の巨人」シリーズ、初代ウルトラマン34.35話、帰ってきたウルトラマン5.6話など色々観てます)
思ってたよりは遥かにシンゴジっぽかったけど(庵野監督もカメオ出演!)、でもシンゴジが潔く切り捨てたものを切り捨てられなかった、という感じですかね……
特撮は当時の日本映画としてはかなり良くできてて流石と言いたくなるけど、よくわからん能天気な民間人たちや草彅剛と柴咲コウのケミストリー0のロマンスにフォーカスが当てられているせいで非常にテンポが悪い。
背後では日本を救うための世界規模の超超大プロジェクトが進行しているのに、その様子をちゃんと見せてくれないのはちょっとというか、かなり残念。
『ジ・アート・オブ・シン・ゴジラ』によると、シンゴジ脚本の初期段階では皇室が京都御所に移されるという記述があって、東宝がそれを激しく拒んだために削除されたらしいけど、同じ東宝製作のこの映画では皇室がスイスに移されるということがハッキリ語られている。京都御所はアウトなのにスイスはセーフなのか?よくわからん……