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奈落のマイホームのあのレビュー・感想・評価

奈落のマイホーム(2020年製作の映画)
4.8
面白かったー!
韓国で実際に問題となってる事らしいから手放しで面白がってはいけないのかもしれないけど、色んな事柄をエンタメ化して一級品に仕上げてしまう韓国の手腕を目の当たりにしたなあとしみじみ。
色々あるけど、一番上手いなあと思ったのは、マンション一棟だけを500メートルも陥没というか、落下させた事。この時点で状況がアリエネー非現実になるから、一瞬にしてコメディかファンタジーと認識して見られる。
そして、被害者も救出する側も生死が掛かってる状態だから真剣に見るんだけど、落下した人々の絶妙な人間関係で繰り広げられる悲喜こもごものやり取りが、楽しいやら切ないやら哀しいやら辛いやらで感情を揺さぶられまくって、アッという間に終わっていた😌
演出や話の構成が上手いのは言うまでもないけど、サラッと差し込んでくるアレコレにグッと来る事も多くて。
一番印象的だったのは、衛星電話を支給してもらった時に掛ける電話の相手。
スマホの電話帳に記録しとけば記憶する必要がない御時世で、そらで電話番号を思い出せる相手っていうのは、常に頭に入ってる人な訳で。それが誰かっていうのも、その後に語られる内容も小気味良くて、本作を“いいな”と思えた理由の1つ😌
あ