原作は黒田硫黄の名作だということだがそれも読んでないしこの映像作品も初めて観た。
若女将は小学生も良かったがこちらも良かった。
原作が漫画だからというのもあるのだろうが、説明的で無いのに登場人物に思いっきり感情移入してしまった。47分という上映時間と、ほとんどがレースシーンという特性を考えるとこれは凄いことだと思う。
舞台は日本では無いのだけれど短い時間にワビサビというか日本映画の良さがいろいろパッケージングされている。人間らしいというか好きなシーン、セリフがたくさんあった。
こんな名作があまり有名でないのが不思議だ。
って私が知らなかっただけでとっくに有名なのかもしれないが。
レースのラストシーンの迫力ある描き方とか上からのアングルとか映像的にも好き。
作品中では泣かなかったのだが最後の清志郎で泣けてきた。