ぶちょおファンク

劇場版 アーヤと魔女のぶちょおファンクのネタバレレビュー・内容・結末

劇場版 アーヤと魔女(2020年製作の映画)
1.5

このレビューはネタバレを含みます

序盤★2 中盤★1.5 終盤★1.5

公共放送製作によるテレビ映画、ジブリ初全編3DCG長編作品、企画は宮崎駿さん。

前日に10年位前に公共放送製作『ふたり 宮崎駿×宮崎吾朗』の再放送を面白く観させてもらいました。

良い点
◯ジブリというか宮崎駿オマージュっぽい遊び。(冒頭のカーチェイスシーンはルパン等)
◯武部聡志さんによる音楽が素晴らしい♪
◯実は…?!な過去の秘密と繋がり。

残念な点
●意図的なんだろうけどCGの質感が硬い。
特に昨今のCGでは“髪の毛”がリアルになってますが
今作では“粘土”や“プラスティック”で造形されたようにカチカチの髪…。
クレイアニメっぽさを狙ったんだろうか…?
●アーヤがベッドでネコのトーマスを撫でる時に毛の流れに逆らって撫でてるのにネコ好きとしては納得できん。

☆総評
原作ありなんでなんとも言えませんが、
魔法少女の成長という点でも、
意地悪そうな里親という点でも、
アーヤを孤児院に預ける母の点でも
どれも中途半端でつまんなかった。

将来的には連続アニメ化を見据えてそうではありますが、
これをジブリ印(お馴染みのキャラデザやお得意の世界観)の長編で、
しかもCGで作る必要性はあったんだろうか?
(ジブリの手描きスタッフは別作品制作で忙しくCGにせざるを得なかったらしい)

会社としてや吾朗さんのチャレンジ精神(父とは違う方向性)は認めるが
CGアニメはピクサー等、
クレイアニメはアードマン等の超一流製作会社がいるので
ジブリには手描きキャラでのアニメ製作に心血を注いで頂きたい!
ないしCGでは“宮崎駿ジブリ”とはかけ離れたキャラデザで
吾朗ジブリを構築していって欲しい!


2021年4本目