keitty

劇場版 アーヤと魔女のkeittyのレビュー・感想・評価

劇場版 アーヤと魔女(2020年製作の映画)
4.0
大人(親)に対する反抗心。吾郎作品っぽさが出てた。アーヤ=吾郎、母=駿と仮定してみると面白い。

・家を出るために呪文を教えて=スタジオジブリを出るために、映画の制作方法を教えて
・母が人気アーティストのVo.→絶対的存在であり、潜在意識の中で憧れている駿と重ねている?
・自分を置いて行った親が最後に家に帰ってくる→2013年風立ちぬ公開後に引退表明をした駿が、君たちはどう生きるかで帰ってくるのを示唆してるのか?と読んだ。
・私のどこが、ダメですか?→駿と比べられてジブリっぽくないと叩かれる吾郎からのメッセージ?
とか、深読みしたら結構合致しそう。

操る側だと思ってたポジションの人が実は操られている側で、その上には上がいて...言われたことをこなすよりも、愛想を振り撒いておいた方が、交渉面では役に立つなど、ファンタジーというよりは社会の中で生きている感じがした。

ジブリっぽいなと思ったのは、労働と食事のシーン。あと、ミミズを穴に入れるシーン。

アーヤが苦手...という声が多いけど、高圧的な相手の好きなものを知ろうとしたり、そんな相手にも良く見せようとする姿勢に好感が持てた。アーヤはZ世代のヒロイン感があって好き!
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