本気のしるし　劇場版の散歩のネタバレレビュー・内容・結末

「こんなのありえない」の中にある何やらリアルめいたものが気になってイライラ・モヤモヤしながらもグイグイ引き込まれて一気に最後まで観てしまいました。
中盤からドラマが反転していく中で「こんな女いるよなぁ」っていう根拠のない見下しが全てこちらに返ってくるという何とも性格の悪い(褒め)展開、しかも反転することで搾取構造がはっきりとした形で目の前に現れてしまうものだからイチ男としては本当に居心地が悪いというか、どこまで原作通りなのかは分かりませんが深田監督が今作の映像化を望んだのがとてもよく分かるというか、でも謎の解放感もあったりしてこういうのを感情のジェットコースターっていうのかなぁ。ホントに最悪で最高の時間でしたね。
どの方向に進んでもどこか共感してしまう森崎ウィンというキャスティングが本当にベストすぎましたね。