鍋レモン

Man(原題)の鍋レモンのレビュー・感想・評価

Man(原題)(2012年製作の映画)
3.5
⚪概要
ショートショートフィルム。

⚪感想
『In the Fall』と『Happiness』の監督と同じ作品。
どれもYouTubeで鑑賞できるし短いからおすすめ。

どちらかといえば『Happiness』よりの社会風刺。
内容はどぎついけどコミカルに描かれている。

主人公の男がとにかく動物を殺したり、海を汚したりとやばいけど観ていると、「これ私たち人間がやってることじゃん」ってなる。

スーパーマリオの逆バージョンでスクロールしながら無敵に物語が語られていく。

3ヶ月前にはこの作品の『Man2020』が登場してなるほどなみたいな。
コロナ禍の自粛生活によってどっかの川がめちゃくちゃ綺麗になったとかあったよね。逆にコロナのワクチンで実験に使われる動物はより増えていそうだけど。

皮肉り方がインパクトがあって面白くていい。

ビニール袋の撤廃は環境に効果あるとかないとかどっちなんだろう。
1番はプラスチックゴミを出しているのは中国だなんて言われたりしているし。



⚪以下ネタバレ



虫をぐちゃっと潰したと思ったけど私自身知らないうちに潰しているし、ヘビ履いたってなったけど蛇革の小物とか持ってたりするよなって。
普段の生活で何気なく消費されているものや食べているものも自分と変わらない生きていた存在なんだよなって思う。

食用に無理に太らされたニワトリ。前足を切られる子羊。毛を刈られる大人の羊。撃たれる鳥。毛皮を剥ぎ取られたアザラシ。ゾウがピアノに。海ではゴミや燃料らしきものを撒き、魚を大量に捕獲。そのあとはもうどんどん殺されるし、高い建造物がたち、研究の犠牲になったりと目が追いつかない。

ゾウがピアノになるのはなんだろうって思ったんだけど、象牙がピアノの鍵盤に使われているみたい。
チェスの駒やビリヤードの球もあるらしく、それを作るためにゾウは殺されているのか。

ラストの宇宙に畳まれ男の来ていた服のwelcomeが見えるのが。

もしや地球や動物、植物にとっては人間が居なくなることが1番の幸せだったりしてと考えられなくもない。

⚪鑑賞
YouTubeで鑑賞。
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