このレビューはネタバレを含みます
今でもサッチャーの政治については賛否両論。この映画もきっと賛否両論。
「揺り籠から墓場まで」という福祉国家の英国だったがそれはサッチャーによって崩されていく。労働者にとって1980年代は大変苦しい時代であったけれど、国単位で見た時には経済が成長している。最後は人頭税導入によって退陣する。約10年間の長期政権。
学ぶことはまだまだ沢山ありそう〜
退陣後のサッチャーが回想しながら歴史を紡いでいくのはとても良いなと思ったけれど、夫デニスが所々に邪魔者として登場するのはどういった効果があるのか未だに不明...
<個人的に気付いたこと>
出だしの牛乳を買いに行くシーンでレゲエヒップホップが流れていたこと。しっかりと当時の多文化主義が反映されているな!
保守党カラーは青でありサッチャーはどんな時でも青い洋服だったけれど、退陣の際にお召しになっていた色は労働党カラー。