へろへろぬん

マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙のへろへろぬんのネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

認知症で、夫が亡くなってることの認識が曖昧になってるサッチャーは、過去の出来事はクリアに覚えていて、現在と過去をいったりきたりしたながら、人生を振り返る話。
夫や子供を大切に思いながらも、政治に信念を持ってのめり込んでる姿は孤独でしかない。
メリル・ストリープがサッチャーになり切ってる!

財政赤字をなくし強いイギリスにするための新自由主義政策は、一方で富裕層優遇し失業率低下など起こし、暴動化したデモが多発する。後年認知症を発症していたと娘が発表してる

1979年、サッチャー首相は新自由主義をかかげ、国有企業の民営化、規制緩和、金融システム改革、消費税増税、労働組合弱体化、教育改革を行った。欧州統合にも懐疑的。
財政赤字をなくし強いイギリスにするためだったが、富裕層優遇し、失業率は増加、地方経済も不振となり、暴動化したデモも多発する。
そんな中で求心力低下1990年辞任する。

その後引き継いだブレアは、公共団体復活、サービス低下の対策をし、福祉政策を行い、競争教育も廃止した。

中曽根、小泉、安倍、日本の政策はこのときのイギリスの政策を手本にしている。