2023_109
スザンヌ、16歳
拙い恋と拡張する世界
16歳のスザンヌが歳上の舞台俳優に恋をする。言ってしまえばそれだけの映画だが、見どころは盛りだくさん。
スザンヌを演じるスザンヌ・ランドンさんは監督・脚本・主演全てやっている。しかも15歳で本作の脚本を書き、映画の製作時は20歳!なんと恐ろしき才能だろうか。
まず演技、特に身体表現の素晴らしさ。唐突にブチ込まれるダンスのあまりのキレの良さに見惚れる。
特にカフェで座ったままでのシンクロダンスは表現力とぶっ飛んだアイデアに驚愕しました。こりゃ好きだ!
話としての物足りなさや着地があまりにもありきたり過ぎるので評価自体は低めになってしまいましたが、ラストシーンは凄く良かったし、スザンヌ監督の才能と次回作への期待はかなり高いです。
歳上との恋愛がありな方にはオススメです!